英国製リュート
メーターズ作8コース
ゴレット作8コース(最高級品)
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英国で70〜90年代に作られたリュートです。
この頃の楽器はデザインはヒストリカル、
材質は現在よりも良く、丁寧に作られていて、
大変お勧めです。
どちらの楽器もロンドンの古楽器工房で念入りに調整済み。

入門用のハンドブックが付属します。
奏法、タブラチュア、曲集、参考文献まで網羅しています。
また、希望される方には無料で導入レッスンを行わせていただきます。


ボチェック・メーターズ作8コース(1973年) 価格応談
試奏動画
美しく作られた8コースです。
製作者は70年代から80年代にかけて良質の歴史的リュートを製作していたメーターズ。
モデルはロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館のチョック作リュート。
ボディのラインは16世紀のマーラーやフライにも似ています。


70年代の楽器なので、弦幅などは現行の歴史的楽器と異なるところもありましたが、
今回出展に当たっては、ブリッジ、指板、弦幅などに手を入れ、
より歴史的な仕様に調整済みです。
弦長63センチ、現状ではA=440のF調弦を施していますが、
半音から全音ほどの上げ下げは可能でしょう。
製作されてから半世紀になるリュート、
オリジナルにも似た経年変化した鳴り方は魅力的です。



ジョン・ゴレット作8コース
ウェールズ、1993年
価格応談





このリュートは1580年頃にイタリア、パドゥアのティーフェンブルッカーが
製作したリュートから復元されたものです。

 

 















オリジナルのティーフェンブルッカー作リュート。
左:1580年作。18世紀に弦の多い「バロックリュート」に改造されている
右:1582年作。7コース。

製作はイギリスの名工ジョン・ゴレット。製作は1993年。


歴史的リュート復元の先駆者の一人で、
ロンドンで長く製作していたが90年ころからウェールズに工房を移しています。
彼のリュートは名リュート奏者アンソニー・ベイルズなどが使用しています。

Anthony Bailes | "Windeken" by Joachim van den Hove (1567-1620)

 

 

 

 


ダウランドを弾くベイルズの音源
https://www.youtube.com/watch?v=OMHbpeTOJNA

全体に軽く作られ、ガットのフレット、華奢なブリッジ、
現状ではナイルガットで張られています。
表面板はスプルース、裏板は11枚のメープル。


非常に美しいロゼッタ


弦長65センチの8コース、@コースEあるいはFあたりに調弦できます。

ヘッドには唐草模様のインレイ。ココボロのペグ。
            

軽い歴史的なタッチによく対応する楽器で、
現行のルネサンスリュートとしては長めの弦長と相まって、
当時の本来のリュートのあり方を感じさせてくれます。
作られてから30年を経ており、現在入手できる最上のリュートと言っても過言ではないでしょう。
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