ヤコブ・ファン・デ・ゲースト作:クラシックギター(ヨハネスブルク、1964年)
価格58万円 日本で試奏可能
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貴重かつ興味深いクラシックギターです。
リュートなど古楽器製作家として一世を風靡したゲーストのギター。

ヤコブ・ファン・デ・ゲーストは南アメリカ出身、南アとスイスで活動、
リュートやテオルボ製作のパイオニアの一人として良い仕事をしました。
彼の楽器はミヒャエル・シェッファーやオイゲン・ミュラー・ドンボアなどにより弾かれました。
 

ゲーストのクラシックギターは希少かつ高い水準で作られています。
古楽器の名工の手になる楽器らしく繊細ですが、同時にダイナミックさも持ち合わせています。
やや大ぶりながら軽めに作られており、タッチに鋭敏なギターです。

今回の楽器は良い状態ですが、表面板にいくつかの打刻跡があるため、安価な値付けがされています。
音色と弾き心地に拘っても、楽器の外観をあまり気にしない方へおススメです。

上質のスプルースの表面板。


ロゼッタは凝ったデザインで丁寧に作られています。ハウザーを彷彿とさせます。
 

詳細は不明ですが表面板にはいくつかの打刻跡があります。綺麗に修理調整されています。



ローズウッドの裏横板。柾目の良材です。
 

やはりマホガニーのネック。そりなどもない良い状態です。



ネックはやや薄め。大変押さえやすいギターです。

ヘッドにもローズウッドが張られています。マシンはシェーラーでしょうか。使い勝手は良好です。


弦長652ミリ。
弦高は適正、弦幅も狭め(ナット長50ミリ)で、大変弾きやすい楽器です。

全体に軽くさっぱりと作られており、タッチに敏感に反応するのは、
リュートなどにも通じるギターと言えます。

作られてから半世紀以上経つこの楽器、音色は枯れていながらも健康かつ個性的、音量もあり
演奏者に与える喜び、音色、弾き心地などやはり現代の楽器とは異なる次元と言えます。
振るいつきたくなるような低音に支えられた音色はさすがのヴィンテージです。
ハードケース付。

日本での試奏が可能です。

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