ジョン・ゴレット作:7コース・ルネサンス・リュート(ヒーバーモデル)
ロンドン、1985年製作 
価格18万円 
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大変可愛いルネサンスリュートです。7コース、弦長58センチ。
その応用範囲は広く、16世紀初期のフランチェスコ・ダ・ミラーノの作品、フロットラの伴奏から、
17世紀初めのダウランドやピッチニーニのソロ、マドリガーレの伴奏まで使えます。

作者はイギリスのジョン・ゴレット。
1980年代に一世を風靡した製作者で、アンソニー・ベイルズなどがダウランドの録音に使用しています。
今回の楽器はもともと装飾などが簡素なスチューデントモデルとして作られたリュートでしたが、
弦高と力木の調整、ブリッジの交換、金塗りのローズ、ペアーのフィッティングなどアップグレードされ、
ダブルフレットが巻かれ、ガット弦/ナイルガットが張られています。

参考:ダブルフレットについて


その結果、簡素ながらも美しい外観、快適な弾き心地と美しい音を持つリュートになっています。
16世紀の多くのリュートはまさにこの様な弾き心地と音を持っていたのでしょう。
この楽器は私自身日本での講習会などに使っており、弾き心地と音の良さは保証できます。
東京での講習会(古典舞踏研究会)

質の良い表面板。金塗りのロゼッタも綺麗です。



マホガニーの裏板。9枚はぎです。


ネックもマホガニー。非常に押さえやすいリュートです。

ペグはホリ―。調整済みで調弦は容易です。


現状ではA=415 のG調弦を施していますが、半音/全音あたりの上下は可能です。
弦高は7フレット近辺で2ミリほどで、左手の押弦はまさに指が指板に吸い付くよう、
音色は大変美しく、弾いていても陶然となります。

簡素ながら本物のルネサンスリュートを弾いてみたい方にお勧めします。

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