ルネサンスギターX2 (ケース、教本付き)
クリス・ラージ作
ファレーズモデル 価格34万円
装飾ファレーズモデル 価格39万円
概説
4コースギターは15世紀末ー18世紀に用いられました。
4コースギターは現代のウクレレの先祖に当たり、サイズと調弦も良く似ています。
イギリス、フランス、スペインに豊富なレパートリーがあり、
技巧は平易ですが作品の音楽的水準は大変高いものです。
また4コースギターは、その小型のボディや少ないコース数にも関わらず、非常に有効なアンサンブル楽器です。
17~18世紀の4コースギター:左から
スミット作、ドルプランク作、ル・ジェーヌ作
この2台の楽器は私が「イギリスのルネサンスギターとその音楽の復元」の研究のために
発注し、いくつかのコンサートとレコーディングに使用したものです
1570年出版のファレーズのギター教本/曲集の挿絵を元に復元したモデルです。
。
研究も一段落しましたので、今回譲渡することにしました。
一級品の材料を使い、非常に美しく装飾されています。
4コースギターというと、安価な材料を用い、デザインも吟味されておらず、
工作精度や音も良いとは言えない楽器をしばしば目にしますが、
今回の楽器はそういったものとは全く異なる本気の4コース・ルネサンス・ギターです。
また、ルネサンスギターは弦長54センチくらいで作られることが多いのですが、
当時は45センチ~51センチ程度が多かったと思われます。
今回の楽器は50-51センチ、扱いやすく、非常に実用的です。
これから古楽器を始める人は勿論、経験者にもお勧めできます。
竹内のルネサンスギター教本(PDF)が付属します。
ファレーズモデル
作者のラージはルネサンス/バロックギターを専門とする製作家。
この楽器は私が特注し使っていたものですが、
最近、内部構造などをより歴史的に改造し、
姿、音共に美しく、説得力のある楽器となっています。
羊皮紙のロゼッタは溜息がでるほど美しい仕上がりです。
指板には美しく装飾が施されています。気品のあるヘッド。
イチイの裏横板。
4コースギターの初心者には勿論、プロ奏者にもお勧めできる楽器です。
装飾モデル 価格39万円
ロゼッタはパーチメントに金塗り。惚れ惚れするような出来です。
指板の縁、表面板の周りには黒檀と骨材の装飾。
横板にはファレーズの挿絵にもとづく装飾、
裏板にも黒檀のライン。
ヘッドにはライオンの彫刻。
日本での試奏が可能です。
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