ヴィオラ・ダ・ガンバ/チェロ型ギター、(ドイツ/オーストリア、19世紀後半〜20世紀中頃)
価格25万円
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非常に興味深い楽器です。
ヴィオラ・ダ・ガンバ型、あるいは/チェロ型の19世紀ギター。

撥弦楽器であるギターとガンバ/チェロなどの擦弦楽器のハイブリッドは16世紀あたりから見られます。
(というか、16世紀までは両用の楽器が多かったと書くべきかもしれません)


ハイブリッド楽器としてよく知られているのは、19世紀にシュタウファーによって発明されたアルペジオーネでしょうか。
この場合はいわば弓で弾くギターですね。


また同時期に、フランスのギタリスト、モリーノは表面板と裏板が擦弦楽器の楽器の様に膨らみを持つ
ガンバ型ギターを発明しています。


モリーノのギターは好評であったそうですが、作るのが難しく、またコストがかかることから、非常に広くは普及しなかったようです。

19世紀末からは、古楽器復興の影響を受けて様々な形のギターが作られました。



日本でも宮本金八氏によりチェロ型のギターが製作され、当時のプロギタ−奏者により弾かれています。


このギターは現存しており、TV番組「何でも鑑定団」では350万円の値がつけられていました\(◎o◎)/!

チェロ型ギターは現代のエレクトリックギターにも多く見られますね。


さて、今回の楽器は良い材料と高い工作精度によるガンバ/チェロ型ギターです。
製作者の銘は見当たりませんが、19世紀末−20世紀前半にドイツ語圏で製作されたものでしょう。
弦長625ミリ

表面板にはF字?孔とロゼッタがあります。ガンバかヴィオラ・ダ・モーレの様です。
指板は表面板から浮いています。


裏横板は美しい木目のメープル。彫り出しの形状も綺麗です。


後ろ姿全体も雰囲気がありますね。


外観から想像されるとおり、ふくよか、かつ力強い鳴り方です。
他とはひと味違ったギターをお探しの方にお勧めしたい楽器です。

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