ランベール工房 ギター (パリ、18世紀後半)
5コースバロックとしても6弦クラシカルとしても使用できます。
予価85万円
非常に希少かつ有益な楽器です。
ラベルなどはありませんが、18世紀パリの最も優れた弦楽器工房、ランベール工房作と同定されているギターです。
バロックギターはガットの巻きフレットを持ちますが、18世紀の終わりには象牙や骨の固定フレットが用いられました。
その種の楽器には19世紀初めに大きな改造を施さずに6単弦ギターとしても使われたものがあります。
この楽器もそのような一台で、弦を張り替えることにより「バロック」と「クラシカル」どちらにも使えます。
ソルやカルリ、ジュリアーニなども若いころはこのような楽器を使っていたはずです。
この楽器の演奏動画はここ
↓はパリの楽器博物館にあるランベール工房のギター。今回の楽器と瓜二つです。
ランベールの楽器は現代の古楽器演奏家、例えばチェロのクリストファー・コワンなどによっても愛奏されています。
私もランベールのギターでCDを録音しています(アフェットーソ)
スプルースの表面板。大きな割れもなく良い状態です。
ムスターシュを持つブリッジ。
パーチメントのロゼッタ。簡単に着脱できます。
裏横は美しいメープル。裏板中央部はバール・マホガニー。
ネックとヘッドはエボニー巻き。
ヘッドはランベール特有の形状。10本のペグ。
指板も黒檀、フレットは象牙です。
弦長65センチ。弾き心地も音色も一級品です。
弦を張り替えることで6弦ギターとしても使えます。
演奏動画からもお分かりのように、5コースの際は高い倍音の多いバロックサウンド、
6弦の場合は低音が良く響き、まるで別の楽器のようです。
下画像は6弦ギターのセッティング。
ランベールのギターは希少で、ヨーロッパでの価格は150~200万円。
(参考:https://www.sinier-de-ridder.com/guitares/lambert-eng.html)
今回の楽器はその半額ほどになる予定で、非常にお買い得と言えましょう。
日本で試奏できます。
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