スペイン黄金時代のクラシックギター
マヌエル・ラミレス、マドリッド、1920年
J. M. リョベート、バレンシア、1890年頃
ホセ・ラミレス二世、マドリッド、1955年
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スペイン黄金時代の希少なクラシックギターたちです。
ギターが現代の形に近くなったのは、19世紀の末から20世紀の前半、
スペインのトーレスの功績が大きいとされています。
そのころのスペインのギターは、現代の目から見て必ずしも丁寧に作られているわけではありませんが、
その弾き心地や鳴り方はまさに絶品、現代のわれわれにもリアリティを持って迫ってきます。

マヌエル・ラミレス、1920年
価格86万円

名工中の名工マヌエル・ラミレスのギター。
セゴヴィアが愛奏したマヌエル・ラミレスの楽器は、
実際はサントス・エルナンデスの作品であったことは良く知られています。
1916年のマヌエルの死後も工房は続き、サントスやモデスト・ボレゲーロなどが製作を担当していました。
この楽器も実際の製作は不明ですが、ヘッドのデザインなどサントス・エルナンデスの面影が伺えます。
また、試奏した方によるとボレゲーロに弾き心地が似ているとのことでした。

弦長648ミリ、ナット長49ミリ(弦幅40ミリ)、ブリッジ上の弦幅62ミリ。
とても弾きやすいギターです。

上質のスプルースの表面板。大きな割れの修理などは見当たりません。


非常に上質の柾目のハカランダの裏横板。


セドルのネック。非常に丁寧な修理跡があります。


軽く弾いても振るいつきたくなるように鳴ります。スパニッシュギターの真骨頂ここにあり!と言えるでしょう。
価格は非常にリーズナブルです。


リョベート、バレンシア、1890年頃 
演奏動画 『シチリアーナ』 (1890年頃のギター版、原曲はリュートのための『スパニョレッタ』)



ラミレス二世、マドリッド、1955年
価格43万円


名工ラミレス二世の手になるギター。弦長57.5センチの小型の楽器です。
いわゆるテルツギターのサイズですが、子供用の楽器だったのかもしれません。
いずれにしても、このサイズのスパニッシュギターは非常に希少です。


冬目の強いスプルースの表面板。


サイプレスの裏横板。


簡素な楽器ではありますが、さすがに名工ラミレスの楽器、弾き心地も鳴りも大層良いものです。
モダンのテルツを探している方、小型の名器を探している方にお勧めしたい楽器です。
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