エドアルド・ライト作:12弦ハープリュート
ロンドン、1810年頃
完全修復済み、教本、チューニングキイ、ソフトケース付属。
価格38万円 日本での試奏が可能です。
 

ハープリュートは18世紀末から19世紀初頭にかけてイギリスで流行した弦楽器、
コンサートやYoutubeなどで私の演奏を聴いていただいた方もいらっしゃるでしょう。

動画
ハイドンのアンダンテ https://www.youtube.com/watch?v=CJvEP-8jQOI 
ご婦人方の楽しみ https://www.youtube.com/watch?v=W7HRpvnfn1Y
(↑で使用しているハープリュートもやはりライトの作品、サイズや調弦など出展楽器とほぼ同じです)

また2018年6月には浜松市楽器博物館でハープリュートのCDレコーディングを行いました。
 

ハープリュートは18世紀の終わりに、リュートのイメージ、(イングリッシュ)ギターの調弦、ハープの音を持つ楽器として発明されました。



レパートリーは、バッハの弟子シュトラウベのソロや二重奏曲、コレッリ、モーツァルト、ハイドン、ヘンデル、プレイエルなどの作品の編曲、
スコットランドやアイルランドの民謡旋律まで多岐にわたっています。
楽曲の難易度も、高い技巧を必要とするものからすぐに楽しめる平易なものまで大変広いものです。
また声楽やピアノ、他の撥弦楽器(スパニッシュギターやリラなど)とのアンサンブル曲も多く残されています。
その響きは大層美しく、弾いていても陶然となります。
当時の音楽愛好家がこぞって求めて弾いたのもよく分かります。

今回の楽器の考案者/作者ライトはハープリュートの開発に一生を捧げた人で、
多くの教本/曲集を出版しています。


調弦はドミソドのメロディ弦にシ〜ドの音階からなります。
ハープリュートはその名の通りハープとリュート(ギター)のハイブリッドですが、
この調弦はハープを弾く人にも、リュートを弾く人にも馴染みやすく弾きやすいアレンジですね。
ハープリュートのほとんどの曲はハ長調で記譜されており、読譜は容易です。


今回の楽器はハープリュートとしては最も典型的なタイプですが、製作後ほどなくブリッジ、指板、調弦ピンに改造が施されています。
改造は演奏性を上げるためで、実際、大変弾きやすく扱いやすい楽器に仕上がっています。
ごく最近専門家の手により修復され、私自身が調整し弦を張ってあり、自信を持ってお勧めできます。  

ヘッドには金文字でライトの名と住所が誇らしげに入っています。


スプルースの表面板。金の装飾が施されています。



黒塗りの指板には象牙のフレットがあります。 

ハープリュートの特徴であるセミ・サークルのボディ。美しい音色の秘密です。


黒塗りのネック。裏の姿もシックで美しいですね。

弦は製作者ライトの指示通り12弦中11弦がガット弦で、最低音のみに巻き弦を張ってあります。

その音はまさにハープとリュートの中間で、弾いていてもうっとりします。
曲を弾かずに音を出しているだけでも幸せを感じられる楽器です。

ハープリュートはイギリスでもコレクション・アイテムとして人気があり、良質のオリジナルはどんどん少なくなってきている上、
演奏性の良い楽器は希少と言えます。

楽器本体の他に、ライトの教本、チューニングキイ、ソフトケースが付属します。日本での試奏が可能です。

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