ジョセフ・マイヤーズ作 
ビウエラと4コース・ルネサンスギター
日本での試奏が可能です。お問い合わせ 

作者のメイヤーズはアメリカの製作家で竹内の友人です。
彼は自身演奏者でもあり今回の楽器も私の監修で念入りに調整を施してあります。
ケースと教本が付属し、希望される方には無料で導入レッスンを行わせていただきます。


ビウエラ・ダ・マノ、弦長54センチ(2022年製作) 価格38万円
試奏動画(ツイッター)


ビウエラは16世紀の主にスペインで弾かれた撥弦楽器です。
ポルトガル、中南米でも弾かれ、日本にも渡ってきた可能性もあります。
非常に質の高い760曲ほどの作品が残っており、
同時代のオルガンなど鍵盤楽器、またリュートのレパートリーも弾かれていました。
 

ビウエラは多くは残されていませんが、
今回の楽器はできうる限り歴史的情報に従って作られています。

スプルースの表面板。
モザイクの装飾があります。ロゼッタは彫り抜き。



ペア―(梨材)の指板。
全体的にマイルドで美しい楽器です。



美しいメープルの裏横板。



弦長54センチ、大変弾きやすく音色の美しい楽器です。
日本での試奏が可能です。

ルネサンスギター 価格25万円




スペックの異なる二台のルネサンス・ギター2台です。

4コースギターは15世紀末ー18世紀に用いられました。


4コースギターは現代のウクレレの先祖に当たり、サイズと調弦も良く似ています。


イギリス、フランス、スペインに豊富なレパートリーがあり、
技巧は平易ですが作品の音楽的水準は大変高いものです。
また4コースギターは、その小型のボディや少ないコース数にも関わらず、非常に有効なアンサンブル楽器です。
    
17〜18世紀の4コースギター:左から
スミット作、ドルプランク作、ル・ジェーヌ作


4コースギターというと、安価な材料を用い、デザインも吟味されておらず、
工作精度や音も抜きんでいるとは言えない楽器をしばしば目にしますが、
今回の楽器はそういったものとは全く異なる本気の4コース・ルネサンス・ギターです。
これから古楽器を始める人は勿論、経験者にもお勧めできます。



木製ケースと竹内のルネサンスギター教本が付属します。


歴史的モデル 譲渡済 (同様の楽器を近日アップ予定です)

ライニングなし、シンプルな力木、浅い胴体、弦長48センチといった
16世紀に典型であったと思われるスペックのギターです。
演奏動画



現代のルネサンスギターは弦長54センチくらいで作られる場合が多いのですが、
48センチの弦長は実に快適です。

現状ではガット弦を張り(画像はシルク弦)を張り、ダブルフレットを巻いてあります。
自然に優しく語るように鳴ってくれるギターです。


裏横板はメープル。


ネックもメープルでしょうか。
清潔にまとまっていますね。


これくらいのサイズのギターは弾くのも運ぶのも非常に手軽。
まさに「親友」「伴侶」と呼ぶにふさわしい楽器です。


パフォーミングモデル 譲渡済
演奏動画


こちらはやや大型、ライニングとやや複雑な力木構造、深めのサイド、弦長53センチのモデル。
はじけるように良く鳴る楽器で、現代のコンサートにも対応するでしょう。


裏横板はチェリー。
横板は心材と辺材が見事に分かれた美しい材料。


カーボンとナイルガット弦で張り、シングルフレットを巻いてあります。
アンサンブルにも威力を発揮するでしょう。


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