4コース・ルネサンス・ギター (ケース、教本PDF付属)

ゲリー・サウスウェル作、弦長55センチ(テナー) 価格60万円(応談)
ヨゼフ・マイヤーズ作、弦長46センチ(アルト) 価格20万円
クリス・ラージ作/竹内改作、弦長37センチ(ソプラノ) 価格27万円
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三台の試奏動画




ルネサンスギターは、4コース複弦を持つ小型〜中型のギターで、
おそらく15世紀末ー16世紀初頭にスペインで誕生したと思われます。


黄金時代は16世紀中庸で、スペインのムダラ、フランスのル・ロワ、ギィヨーム・モレイユなどにより曲集が出版され、
またイギリスには大部の手稿譜が残されています。
それらには数多くのソロ曲およびギター伴奏歌曲が収められています。

モレイユの曲集の表紙

4コースギターの技巧は平易と言えますが、作品の音楽的水準は大変高いものです。
リュートをやりたいけど難しそう・・・と思われる方にもお勧めできます。
実際、私自身、生まれて初めて取り組んだ古楽器はルネサンスギターでした。

16世紀の4コースギターは残されておらず、図像を基に復元されるのが普通です。

4コースギターを現代では「ルネサンス」ギターと呼ぶことが多いのですが、
18世紀の末頃まで使用されていました。
17世紀以降は特にアンサンブルに多く用いられており、作品も残されています。
実際、4コースギターはその小型のボディや少ないコース数にも関わらず、非常に有効なアンサンブル楽器です。
    
17〜18世紀の4コースギター:左から
スミット作、ドルプランク作、ル・ジェーヌ作

ルネサンスギターというと、しばしばチェリーやシープレスなど安価な材料を用い、
デザインも吟味されておらず、工作精度や音も抜きんでいるとは言えない安価な楽器をしばしば目にしますが、
今回の楽器はそういったものとは全く異なる本気の4コース・ルネサンス・ギターです。

ゲリー・サウスウェル作 価格60万円(応談)
弦長55センチでルネサンスギターとしては最も大きい部類、
1弦ラもしくはソあたりが適正音高でしょう。
製作はアーリーギターの製作者として非常に高名な
あのゲリー・サウスウェルです。
ゲリーは19世紀ギターで最も良く知られていますが、
少数ながらルネサンス/バロックのギターも製作しており、
ナイジェル・ノースなどによって使用されています。

今回の楽器はロンドンの王立音楽院にある
ディアス作ギターに範を取っています。


どこから見ても最上の材料と工作精度で製作されています。
最上質のスプルースの表面板。
ブリッジはペア(梨)、木とパーチメント(羊皮紙)のロゼッタ。
横裏板はウォールナット、軽いラウンドバックですね。
エボニーの指板。大変美しいギターです。

プロ演奏家向きの鳴り方で、ステージやアンサンブルで
弾く方にお勧めしたい楽器です。
ある意味で最も頼もしい強力なルネサンスギターです。
キンガムのハードケース付き。





ジョセフ・マイヤーズ作 
価格20万円
弦長46センチ、おそらくは16世紀に最も一般的であったサイズでしょう。
1弦ラあたりが適正音高。
製作はアメリカのジョセフ・マイヤーズ。プロの演奏家でもあります。
彼の楽器はやや荒いところもありますが、流石演奏家による作品、
実用するには大変快適で、音も良く通ります。
アディロンダックスプルースの表面板、フルーツウッドの裏横板と指板。
木製ケース付き。






クリス・ラージ作/竹内改作 
価格27万円
弦長37センチの「ソプラノ」ギターです。
イギリスの16世紀の実物大の象眼「エグランタイン・ギター」
をできるだけ厳密に復元したもの。。
私のリサーチプロジェクトの一環で2本作ったものの内の一本です。
製作後に、当時の資料に基づいて私が内部の力木の変更を行っています。


この楽器の特徴として、その小さなサイズの他、ロゼッタの位置が低く、
ネックとロゼッタの間の空間が広い事が挙げられます。
これはイギリスのルネサンスギター音楽にはストラミング(かき鳴らし)が多く、
ストラミングにはこの箇所が多く使われたからだと思われます。

スプルースの表面板、イチイの裏横板。
ペアーの指板とブリッジ。
象牙のエッジングが指板にあります。

大変明るく鳴る楽器で、ソロにもアンサンブルにも向いています。
エグランタインを基にしたギターは世界にもおそらく2台しかありません。
そのうちの一台を所有するチャンスです。
分数ヴァイオリンケース付き。





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