ラージ作4コース(ルネサンス)ギターX2 日本での試奏が可能です。お問い合わせ 
左:16世紀タイプ  右:17世紀タイプ
 


4コースギターは15世紀末ー18世紀に用いられました。


4コースギターは現代のウクレレの先祖に当たり、サイズと調弦も良く似ています。


イギリス、フランス、スペインに豊富なレパートリーがあり、
技巧は平易ですが作品の音楽的水準は大変高いものです。
また4コースギターは、その小型のボディや少ないコース数にも関わらず、非常に有効なアンサンブル楽器です。
    
17〜18世紀の4コースギター:左から
スミット作、デルプランク作、ル・ジェーヌ作

今回の楽器はイギリスのラージの作品。
非常に珍しくルネサンス・バロックのギターにスぺシャライズする製作家で、私も彼のギターを愛用しています。
↓の動画では彼のイタリアン・ラウンドバックのギターに金属弦を張り、「キタッラ・バテンテ」として弾いています。
「大公のバッロ」


4コースギターというと、安価な材料を用い、デザインも吟味されておらず、
工作精度や音も抜きんでいるとは言えない楽器をしばしば目にしますが、
今回の楽器はそういったものとは全く異なる本気の4コース・ルネサンス・ギターです。
これから古楽器を始める人は勿論、経験者にもお勧めできます。

4コース複弦の楽器ですが、リュートなどと同じく最高コースを単絃にする場合も多く、7つのペグをのみ備えた楽器も見られます。
今回の楽器はどちらも8つのペグを持っており、全て復弦にすることもできます。
アンサンブルや伴奏には複弦も効果的です。

4コースギターの演奏動画
演奏動画その1(ファンタジー)演奏動画その2(ブランル)
レクチャー「4コースギターの世界」のスライド


その1 16世紀タイプ



パーチメントのロゼッタ。


イングリッシュ・ウォールナット(イギリス胡桃)の裏横板。非常に美しい木目です。


ネックとヘッドもウォールナット。白いストライプの装飾があります。 
軽く弾いてもはじける様に美しい音で鳴ってくれる楽器ですが、ウォールナットならではの暖かさも持ち合わせています。
現状ではA=415のA調弦を施してありますが、半音程度の上下は可能でしょう。


その2:17世紀タイプ 譲渡済
 
希少な材料を使い、装飾が豊かに施されたギターです。
ここまで美しく作られたギターは大変珍しいものです。

スプルースの表面板。


非常に手の込んだ三次元のロゼッタ。周りは象牙のダイアで装飾されています。


骨材と黒檀で豊かに装飾された指板。見ているだけでうっとりしますし、手触りも極上です。
 

希少な黒檀の側板とイチイの裏板。
硬い黒檀と柔らかいイチイのコンビネーションは音色や鳴り方に大きな影響を与えると言われますが、
17世紀のギターに多い仕様です。
 

裏板にも美しい装飾が施されています。


ネックとヘッドにも同様の装飾があります。


弦長55センチ。甘い音色ではじける様に鳴る楽器ですが、同時に深みも持ち合わせています。
外観と言い鳴り方と言い、4コースギターのマスターピースと言えましょう。
A=415のA調弦を施してありますが、半音程度の上下は問題なく可能でしょう。

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