4コース(ルネサンス)ギターX5 日本での試奏が可能です。
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ハドック作、ロンドン、2019年 
価格28万円
英国EMSのために製作されたプロトタイプ。ヨーク(イギリス)、2019年、
予約済
マイヤーズ作、USA、2019年(2020年に改修完成)。同仕様の楽器が3本。
価格28万円



レクチャー「4コースギターの世界」のスライド

4コースギターは15世紀末ー18世紀にヨーロッパ全土で用いられました。


4コースギターは現代のウクレレの先祖に当たり、サイズと調弦も良く似ています。


イギリス、フランス、スペインに豊富なレパートリーがあり、
技巧は平易ですが作品の音楽的水準は大変高いものです。
また4コースギターは、その小型のボディや少ないコース数にも関わらず、非常に有効なアンサンブル楽器です。
    
17〜18世紀の4コースギター:左から
スミット作、デルプランク作、ル・ジェーヌ作

4コースギターというと、安価な材料を用い、デザインも吟味されておらず、
工作精度や音も抜きんでいるとは言えない楽器をしばしば目にしますが、
今回の楽器はそういったものとは全く異なる本気の4コース・ルネサンス・ギターです。
これから古楽器を始める人は勿論、経験者にもお勧めできます。

4コースギターの演奏動画
演奏動画その1(ファンタジー)演奏動画その2(ブランル)


ハドック作 価格28万円 ソフトケース付き


ハドックはイギリスの中堅古楽器製作者で、シンプルながら機能性の高い楽器には定評があります。
私も彼のトレブルリュートをしばしば使います。


最高級のスプルースの表面板。美しいローズ。ブリッジは梨ですね。


裏横板はイングリッシュ・チェリー。一枚板です。


ネックとヘッドもチェリーでしょうか。ヘッドはS型(ガンバ型)です。


弦長54センチ、ナット幅38ミリ。ナイルガットで張ってあります。
非常に反応の良い楽器で明るい音で驚くほどよく鳴ります。


英国EMSのプロトタイプ 予約済

古楽器製作/販売会社EMSがイギリスの製作者に試作させたギターです。
EMSは入門者用の楽器を多く扱っており、私自身80年代に作られたEMSのリュートをしばらく弾いていたことがあります。
リュート協会の会長でもあったイアン・ハーウッドの設計になる楽器で、なかなか良いリュートでした。

今世紀に入ってから、EMSはパキスタンや東欧などに楽器を作らせるようになりましたが、
演奏性や音色はあまり良いとは言えず、私も生徒などに勧めることはありません。

しかし、このギターは、EMSが4コースギターの量産を目してイギリスの製作家に試作させた楽器で、
良心的に作られており、特に初心者にはお勧めできます。
ロンドンの古楽器工房でブリッジ、ナット、指板、ペグなどに手を入れ、演奏性の向上を計りました。

モデルはロンドンの王立音楽院に現存するディアスのギターです。

スプルースの表面板。絹のような木目の細かな良材です。


ウォールナットの指板。指板幅はやや狭めの35ミリ。
 

サテンウッドとウォールナットの裏横板。


弦長553ミリ。現状ではKFカーボン弦で張ってあります。
弾きやすく、素直に鳴ってくれるギターで、これからルネサンスギターを始める方にお勧めできます。


マイヤーズ作 価格28万円 ケース付き (同仕様の楽器が3本)

アメリカの演奏家兼製作家マイヤーズの作品。
彼の楽器は弾きやすさと音色には定評があります。

スプルースの表面板。製作者はアメリカ在住ですが、アメリカンではなくヨーロピアンの材料を使っているようです。


フルーツウッド(アップル?)とメープルのストライプの裏横板。美しいボディです。


ローズウッドの指板。


マホガニーのネックとヘッド。ヘッドの幅は広目で調弦は容易です。
 

弦長533ミリ。ナット長39ミリ。
甘い音色ではじける様に鳴る楽器で、弾いていても楽しい楽器です。

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