ヴィンテージ・テナーギター (ドイツ語圏? 19世紀末ー20世紀初頭) 
価格18万円

気軽にご質問/お問い合わせください


久々のテナーギターです! しかも作られてからおよそ100年ほど経っているヴィンテージ楽器です。

テナーギターは4弦の(やや)小型のギターで、マンドリンや4弦バンジョーの奏者が持ち替えしやすいギターとして20世紀初頭に考案されました。
ポップスの分野にて主に使われますが、例えばイギリスではギター・マンドリン・アンサンブルにもテナーは用いられています。

テナーギターは一般には1920年代にアメリカのマーチン社によって発明されたといわれますが、
残されている楽器にはそれよりも古いと思われるヨーロッパ製(主にドイツ語圏)の楽器があり、詳しいことは不明です。

今回の楽器もそのような一台です。
興味深いのは、この楽器はもともと6弦ギターとして製作されたものが、後世にテナーギターに改造されていることです。
私の見立てでは、おそらく1880年ー1900年頃にドイツかオーストリアで製作された6弦ギターが、
1910年ー1930年くらいに4弦テナーギターに改造されたと思われます。

いずれにしても良い材料を使い、豊かに装飾された真のヴィンテージテナーであることは間違いありません。
(もしかしたら現存する最古のテナーかも?)

スプルースの表面板。


表面板とロゼッタ周りには真珠母貝の豊かな装飾があります。


アールデコ様式を彷彿とさせます。下はティファニーのランプ。


ローズウッドの指板。12フレットジョイントです。


骨のつまみのついた糸巻き。


裏横板はメープルでしょうか。ステインされた仕上げです。



裏板周りには繊細なヘリングボーンのインレイが施されています。


ヒールは狭められていて、このギターがもともと6弦ギターであったことを示しています。


弦長60センチ。現状ではマンドリン(の1オクターヴ下)調弦が施されています。

イギリスのプロ奏者のコレクションにあったギターで、状態も良いものでしたが、
今回出品にあたってはギター工房に依頼して、各部のチェックと多少の剥がれの処理などを行いました。
私自身はこの種の楽器の経験が豊富なわけではありませんが、やはりヴィンテージの音色を持っている佳い楽器だと思われます。
試奏などご希望の方はどうぞお問い合わせ下さい。

ハードケースが付属します。



戻る                                  メイル