フィリップ・ローリー作:7コース・リュート (イギリス、1985年)
価格32万円 問い合わせ
 


クオリティの高いルネサンスリュートです。7コース、弦長598ミリ。

この種の楽器はルネサンスからバロック時代の初め頃まで使われました。
その応用範囲は広く、16世紀初期のフランチェスコ・ダ・ミラーノの作品、フロットラの伴奏から、
17世紀初めのダウランドやピッチニーニのソロ、マドリガーレの伴奏まで使えます。

製作者はイギリスのフィリップ・ローリー。1980年代に一世を風靡したリューティエです。

この楽器は私自身が長年コンサートとレコーディングに使用していたリュートで、
1600年頃のイギリスのリュートソロとリュートソングなどをこのリュートを使ってCD録音も行いました。


素晴らしい材質の表面板。ロゼッタも綺麗です。
 

特筆すべきユウ(イチイ)の胴体。13枚はぎです。

ユウは軽量ながら靭性が高く、この材料で作られた楽器は17世紀に非常に重んじられていました。
現在ではユウは希少となってしまいました。

黒塗りのネック。薄めで大変快適に押さえられます。


希少なスネークウッドの指板。


ペグはペアー。可愛いハート型です。


もともとの作りが良い楽器ですが、私自身が演奏活動に用いるために、弦高などの調整は念入りに行ってあります。
ダブルフレットを巻き、ガットとナイルガットで張ってあり、非常に弾きやすく、
美しい音色を持つ一流のリュートと言えます。
現状ではA=415 のG調弦を施していますが、半音/全音あたりの上下は可能です。
(写真のケースは参考品です)



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