ポシェット/キット・ヴァイオリンオールド(3本)
その1:無銘、18世紀後半−19世紀初頭 価格未定
その2:由緒不明、価格5万円
その3:由緒不明、価格5万円 
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ポシェット、キットなどと呼ばれる小型ヴァイオリンです。
この種の楽器はダンシング・マスターズ・ヴァイオリンとも呼ばれ、その名の通り舞踏教師によりダンスのレッスンなどにも使われました。
17−19世紀にそれなりの数が作られましたが、良い状態で残されているものは稀です。



左から:フルサイズ(参考品)、その1、その2、その3


その1:無銘(18世紀ー19世紀前半)
全長488ミリ、ボディ長264ミリ、胴体幅116/77/147ミリ、弦長287ミリ



希少なオールドの小型ヴァイオリンです。
いわゆるポシェットとしては大型に属しますが、このサイズの楽器18世紀後半(以降)特に愛用されたようで、パリの楽器博物館にもほぼ同サイズの楽器が残されています。

Thomas Rol作 (1752):全長465、胴体長250、胴体幅112/75/137
http://collectionsdumusee.philharmoniedeparis.fr/accueil.aspx

やはりこのくらいボディの容量があると、音量や音質は豊かです。

今回の楽器はクラシカルの状態にセットアップされています。
オリジナルのままかどうかは分かりませんが、19世紀あたりに多少グラフトされているかもしれません。
指板の横にはポジションのノッチがあります。弦長の短い楽器には便利ではありますね。

裏板は美しい一枚板です。


スクロールも美しく、良い職人の作品であることが伺えます。ペグも18世紀の楽器に良く見られるスタイルです。


表面板には幾つか割れの修理跡があります。
テイルピースも小型が装着されています。

現行の1/8子供用ヴァイオリンと比べてみました。このポシェットはボディはより小さく、弦長はより長いことが分かります。


この時代に用いられた小型ヴァイオリンには他にヴィオリーノ・ピッコロがあります。
ピッコロの弦長は250ミリあたりだと言われますが、今回の楽器もピッコロとして用いることも可能かと思われます。
いずれにしても、今回の楽器、希少なオ−ルド・ヴァイオリンには違いありません。



その2 :由来不詳(おそらく現代の作品)
全長44センチ、弦長27センチ、(未調整)
予価5万円




その3 :由来不詳
全長39センチ、弦長29センチ、(未調整)
予価5万円



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