シュタウファー派:レニャーニモデル・オリジナル19世紀ギター(完全修復済み) 
オーストリア/ドイツ 19世紀中庸
価格32万円 日本で試奏可能
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非常に興味深いギターです。シュタウファーの考案したレニャーニモデル。

シュタウファーはウィーンで活躍した弦楽器製作者で。アルペジョーネの発明など
19世紀前半の弦楽器製作の世界に大きな足跡を残しました。
シュタウファーの楽器はシューベルト、ディアベリ、ジュリアーニなどによって弾かれたと考えられています。

シュタウファーはもともとファブリカトーレ風のイタリア式ギターを製作していましたが、
1820年ころより独自の工夫を凝らしたレニャーニ・モデルを開発、高い評価を得ます。

上:シュタウファーのイタリア式ギター、レニャーニモデル、シューベルトが弾いたと伝えられるシュタウファーギター

レニャーニモデルはアメリカで活躍したマーティンにも大きな影響を与えました。
マーティン・ブックより


シュタウファーのレニャーニモデルは私もこれまでに何度か演奏したことがあります。
素晴らしい経験でした。(演奏ヴィデオ:https://www.youtube.com/watch?v=y3vWVt7t-XI)

今回の楽器のラベルは喪われていますが、19世紀中庸にドイツもしくはオーストリアで製作されたレニャーニモデルです。
材質や工作精度から見て、高級品として作られた楽器であることは間違いないでしょう。
イギリスのコレクションに長期間保存されていた楽器で、今回の出展に当たっては各部の修理調整を行いました。

冬目の強い松の表面板。いくつかの亀裂がありますが全て修理されています。
凝ったムスターシュと真珠母貝による美しい装飾があります。



木目の美しいメープルの裏横板。裏板は一枚板です。


エボナイズされたネックとヘッド。


ヘッドもシュタウファーならではのスタイル。調子も良い糸巻きです。


ブラスのフレット。フレットもオリジナルです。



弦長60.3センチ。
修理跡はありますが、現在のコンデションはとても良く、弦高はやや低め、とても弾きやすいギターです。
軽く、歯切れ良く鳴り、音色は甘く、底板にまで届くような典型的なレニャーニモデルの音です

19世紀のウィーンのギター作品に興味のある方に弾いていただきたい楽器です。

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