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オリジナルの楽器には、真珠母貝、象牙、鼈甲などで 豊かに装飾されているものが多く残されています。 「装飾された楽器は、むしろ美術品で、実用品としての使い勝手は悪い」との 意見はしばしば聞きますが、私の経験ではそれはまったく間違いです。 装飾された楽器は単価が張るため、表面板、裏板などの材料の質が高く、 また優れたクラフツマンによって製作されている場合が多いのです。 装飾された楽器とシンプルな楽器の音の出方は確かに異なります シンプルな楽器は、ボディ全体が均一に鳴りやすく音量もある場合が多いのですが、 装飾された楽器は、より複雑で修辞的、品位が高く語るような鳴り方をする場合が多いのです。 音量はそれほどなくとも、音色が複雑な分、音の通りは良いものです。 そこで、私自身は大きなホールや大きなアンサンブルには 装飾の少ないコピー楽器を用いていますが、 響きの良い会場でのソロコンサートには、装飾されたオリジナルの楽器を使っています。 セラス作のギター ヴェニス 1650年頃 ![]() 典型的なヴェネチアン・バロックギターです。 象牙と黒檀のインレイが一面に。 ![]() ヒールにも。 ![]() 表面板にはハートがたくさん飛んでます! ![]() ローズ間回りの象牙のプレートは 飾りだけでなく音色と遠達性に寄与しています。 ![]() フランスの名工ランベールのギター パリ 1760年頃 ![]() 装飾は鼈甲と真珠母貝 ![]() 燃えるようなヘッド! ![]() 裏横は市松模様・・・つくるの大変そう・・・ ![]() パリのマーシャル作のギター! (パリ 1770年頃) ![]() これも真珠母貝と黒檀の幾何学?模様。 ![]() ヘッドにも! ![]() 裏はインレイの入ったメイプル ![]() |
