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楽器フェチのページ

やあやあ、良くぞこのページを発見しましたねー!
このページに辿り着いた人は、正真正銘の楽器フェチ/オタクの人の筈です!
心置きなく、われらが愛する楽器のことを語り合おうではありませんか!

さて、皆さん、楽器のどこか一部分に特に惹かれることはありませんか?
僕の場合、それは、糸巻きとロゼッタなんですねー!

また、真珠母貝、象牙、鼈甲などで装飾された楽器には
特別な思い入れを持っています!

装飾された楽器のページはここをクリック!

ロゼッタのページはここをクリック!

糸巻き
糸巻きって、楽器の中でも始終触れるところですよね。
したがって外観だけでなく、手触りも重要なパーツなのです。
糸巻きが良くないと、調弦する意欲も湧かないし・・・


バウアーのリュートギター

19世紀末ー20世紀初頭に製作されたと思われるリュートギターの糸巻き。
古楽器奏者にとっては、リュートギターはそれほど「尊敬」される存在でない場合が多く、
また、実際にあまり出来のよくない楽器も多いのですが、
このウィーンのバウアーの楽器は、ボディはハカランダ製、
彫刻が施された糸巻きのつまみの部分は象牙と、
最上の材料を使い、丹念丁寧に製作されています。
リュートギターは、その名のとおり、リュートともギターともつかぬものですが、
この楽器はこの楽器で、ひとつの音楽文化として捉えるべきなのでしょう。
・・・ああ、そういえば、しばらく前にリュートギターの教則本を手に入れました。
著者はあの!ブルーガー! 1926年出版の大珍品!?





ベイカー(上級機種)
さまざまなパノルモギターを見ていると、ベイカーの糸巻きにもいくつかのグレードがあることが分かります・・・
この糸巻きは、僕がこれまでに見たうちでも最も上級機種!
つまみの真珠母貝は非常に美しく、ブラスの彫刻も見事です。
糸巻き全体の長さも、少し長めです。




パノルモのブラス糸巻き
パノルモのギターに装着されている糸巻きというと、
ベイカーかランスと相場が決まっているように思われがちですが、
もちろん、他のマシンメイカーによる作品もあります。
これは、1823年のスモールラベルをもつパノルモギターに装着されているブラスの糸巻き。
アメリカの出版物[The great guitars]掲載のパノルモギターにも、まったく同様の
マシンが着けられています・・・




?さてこれは誰の糸巻きでしょう?
では問題です!
下の画像の糸巻きを持つギターの製作者は誰でしょう?
よーく見てくださいね!
8の字ヘッド、黒檀のペグ、真珠母貝の装飾、黒塗りのヘッド・・・
分かりました?
へへへ・・・ほほほ、ふふふふ、ぐぐぐぐ・・・・・・

正解はここをクリック!


ゲーリー・サウスウェルの5コースギタ−のペグ

19世紀ギター製作においては、世界の第一人者といえるサウスウェルの手になる
18世紀ギターの糸巻き。材質はプラム?それともペアかもしれません。
いずれにしても、力強さと気品を感じさせるペグです。




ロジャース
デイヴィッド・ホワイトマン製作のクラシックギターに装着されているロジャースの糸巻き。
泣く子も黙る精度の高さと美しさですねー。
つまみの真珠母貝にはうっとりします・・・
安価なギターだと一台丸ごと買えてしまう値段ですなー




ベイカー
ロジャーズのお手本になったと言われるのが、19世紀のベイカーの糸巻き。
オリジナルのパノルモ製作のギター(1833年)に装着されているものです。
170年経っている今日でも、ガタなく完璧に作動します。
つまみは象牙製で、暖かな手触りは最高です。
プロの楽器ディーラーは、ベイカーの糸巻きを目当てに楽器を購入して、
本体自体を二足三文で売り飛ばしたりするそうで・・・




ゲルレのコピー・リュートのペグ
ノーマン・リード作の象牙のリュートのペグです。
材質は黒檀? もしくはツゲかアッシュの黒染めでしょうか。
オリジナルがそうであるように、ハート形が可愛いですね。
ペグの整形をした刃物の痕がついているのも、なかなか良いものです。
とっても調弦しやすいペグです。



ヴィオラ・ダ・マノ(ビウエラ)のペグ
トム・ナイツェルト作のヴィオラ・ダ・マノのペグ。
これもハート型ですね。材質はペア(梨)でしょうか?
工作精度に関して高い評価を持つナイツェルトの作品らしく、
非常にきっちりと出来ています。
回しやすさも最高!




ヴェネーレのコピー・リュートのペグ
これまでに見たリュートのペグ中最高のひとつ!
染めの色も品位があってヘッドの形状もとても扱いやすいペグです。
ペグって小さい方が良かったりするんですよねー
マーティン・バワーズの手になるリュートです・



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